おかっぱりからのイカ釣りと言えば、アオリイカ釣りです。
中でも、エギングは非常に人気が高いです。
ここでは、アオリイカ釣りの時期・時間帯についてご紹介します。
アオリイカとは?生息地と生態
アオリイカは、どんどん人気が高まっているエギングのメインとなるターゲットです。エギングは、エギと呼ばれる疑似餌を生きた魚のように動かして、アオリイカなどに喰わせて釣ります。
他のルアー釣りと同じで、自分がよいと思った釣具・アクションで喰わせた時の快感が堪りません。
1度釣れると病みつきになるというのもわかります。
では、アオリイカの生息地と生態についてはどうなのでしょうか?
アオリイカは、北海道以南の沿岸に生息しています。
そのため、基本的には日本全国のほとんどの沿岸で釣ることができます。
アオリイカは、港や磯、砂浜などどこにもいます。
船道やカケアガリ、沈み根など潮の流れに変化がある場所に集まることが多いです。
もちろん、潮通しのよい場所にもいます。
小魚やエビ、カニなどを食べるフィッシュイーターとして有名です。
このことを利用して、エギングで誘って釣るのです。
アオリイカの胴長は、大きいものになると50cm以上になります。
重さは、6kg以上になる個体もいます。
アオリイカは基本的には1年しか生きることができません。
産卵後、親イカは死んでしまいます。
オスとメスは、背中の模様を見れば見分けることができます。
オスは、白くて細い横線が入っています。
一方のメスは、横線が不明瞭で斑点模様が入っています。
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アオリイカ釣りの時期のおすすめ
アオリイカがよく釣れる時期は、年に2回あります。それは、春~初夏(主に4~7月)と秋~初冬(主に9~12月中旬)です。
春~初夏(主に4~7月)
この時期は、アオリイカの産卵期に当たります。
親イカは、産卵のため浅場の藻がたくさんある場所などにやって来ます。
そのため、非常におかっぱりから釣れやすくなります。
親イカなので、大型が釣れる可能性が高いです。
秋~初冬(主に9~12月中旬)
この時期は、孵化したアオリイカの赤ちゃんが、エギに乗るぐらいの大きさに成長します。
釣れるのは、ほとんどが小~中型です。
型は小さいですが、数はたくさん釣れます。
数が多いだけに、初心者がエギングを始めるのにはよい時期です。
この時期にしっかりと腕を磨いて、翌年の春に大型を狙いに行くとよいです。

一方で、アオリイカがあまり釣れない時期もあります。
夏
親イカは、産卵後死んでしまいます。
そのため、春~初夏の産卵後はアオリイカがいなくなってしまいます。
孵化したアオリイカが成長する秋までは、あまり釣れません。
アオリイカ釣りにとって、夏はもっとも厳しい時期です。
冬
冬は成長したアオリイカがたくさんいて、よく釣れそうに思えます。
しかし、アオリイカはあまり釣れなくなります。
それは、水温が下がると、アオリイカが深場に落ちてしまうためです。
深場は、岸から遠いので、仕掛けを投げても届かないのです。
冬でも、水温がそれほど下がらない地域では、岸からポツポツ釣れます。
船釣りなら、数は少なくなりますが、釣れなくはありません。
アオリイカ釣りに行くなら、やはり春か秋ですね。
たくさん釣りたいのなら秋、大型を釣りたいのなら春です。
アオリイカ釣りの時間帯のおすすめ
アオリイカ釣りには、適した時期だけでなく適した時間帯があります。それを知っておくだけでも、釣果に大きな差が出ます。
アオリイカ釣りをするなら、どのような時間帯がよいのでしょうか?
まず、知っておきたいことがあります。
それは、アオリイカの習性のに関してです。
アオリイカは、基本的に日光を好みません。
そのため、日光が差し込まない状況での釣りがベストということです。
このことから、夜釣りが最適であると言えます。
それでは、日中は釣れないのでしょうか?
必ずしもそうとは言えません。
日光があまり差し込まない曇りの日や深場など、条件によってはアオリイカを釣ることができます。
とは言っても、やはりマズメを含む夜間に釣るのがおすすめです。
釣果重視で釣りに行くのなら、夜間に行くとよいです。
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