船でのタコ釣りは、エギで釣るのが人気です。
しかし、タコスッテでもよく釣れます。
エギとタコスッテの両方をマスターしておくと、状況に応じた釣り方が可能となります。
ここでは、タコスッテの仕掛けと釣り方についてご紹介します。
タコスッテ釣りの時期・時間帯
タコ釣りは、1年中行うことができます。ただし、数釣りを楽しみたいのなら夏がおすすめです。
小型が大半を占めますが、本当によく釣れます。
6~8月に釣りに行くとよいでしょう。
大型を狙いたいのなら、秋から冬に釣りに行くと確率がアップします。
タコは夜行性なので、夜釣りでも使えます。
ただ、船釣りの場合、自分の好きな時間帯に釣りをすることが難しいです。
基本的には、夜明け前に出港して午後12時前後に帰ってくる船が多いです。
日中でも十分釣れるので問題ありません。
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タコスッテ釣りの仕掛け
タコスッテ釣りの仕掛けは次のとおりです。
竿
竿はタコ専用のものを使います。ある程度穂先が柔らかいものが釣りやすいです。
そのため、テンヤ専用よりもエギ専用の方がおすすめです。
ジギングロッドなどを代用することも可能です。
長さは1.7~1.9mぐらいが扱いやすいです。
リール
リールはベイトリールを使います。スピニングリールよりも、底を取りやすいです。
しかも、力強く巻き上げることができます。
ハイギアよりもローギアの方が使いやすいです。
タコ釣りは、ほとんどの人がベイトリールを使っています。
ライン
ラインは、細くて強度のあるPEを使います。太さは2~3号を使います。
釣り船で指定されていることがあります。
リーダー
リーダーはフロロカーボンの8~10号を使います。長さは20~30cmほどでよいです。
絶対に必要なものではなく、なくても問題ありません。
集寄
集寄とは、タコへのアピール力を強めるためのものです。
キラキラ光るテープの飾りなどいろいろあります。
最近では、点滅するLEDライトを使うこともあります。
集寄を付けるかどうかは自由です。
スッテ
スッテはふわふわと動くことによってタコを誘います。針が360度に付いているので、どの角度からでもタコを掛けることができます。
カラーはイエロー系やグリーン系がおすすめです。
水深によってカラーを変えるのもよいです。
2~3個付けるのが流行です。
オモリ
オモリは50~60号を使います。釣り船によっては、オモリの重さが決められていることがあります。
明石では50号を使うことが多いです。
タコスッテの使い方
釣り方は次のとおりです。まず、タコは底にいるので、仕掛けを底まで沈めます。
着底後、糸ふけを取ります。
ラインが張れば、誘いをかけ始めます。
誘い方は非常にシンプルです。
竿を小刻みに動かして、タコスッテをゆらゆら揺れるようにします。
オモリで底を叩くようなイメージで動かします。
オモリを底から離しすぎないように注意します。
その後、少しの間タコが抱くのを待ちます。
これを繰り返します。
基本的には、魚のような明確な当たりはありません。
誘ったり止めたりしていると、先ほどより重くなったように感じる時があります。
重くなったと思えば、巻き上げ始めます。
タコが抱いていれば、かなり重いのですぐにわかります。
重みを感じなければ、再び底へ落として誘いをかけます。
重くても、海藻や岩などを引っ掛けている場合もあります。
このような場合であっても、気にせず釣り続ければよいです。
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