春になると、東京湾のマゴチ釣りの注目度が高くなります。
50cmを超える良型も狙えます。
しかも、難しい釣りではないので、初心者でも比較的簡単に釣ることができます。
ここでは、マゴチの船釣り仕掛けと釣り方についてご紹介します。
東京湾でのマゴチ釣りの時期
東京湾では、1月からマゴチを狙う船が出ています。2月・3月と日が経つにつれてどんどん上向いていきます。
そして、4月頃からマゴチがよく釣れる時期を迎えます。
9月頃までが狙い目です。
数釣りを行いたいのなら、6~7月頃がおすすめです。
12月末までマゴチ狙いで出る船があります。
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マゴチの船釣り仕掛け
マゴチの船釣り仕掛けは、次のとおりです。
竿
竿はマゴチ専用竿を使います。7:3調子でオモリ負荷が10~20号のものがおすすめです。
しっかり合わせることができるバットパワーが必要です。
長さは2~2.4m前後です。
2m前後のライトゲームロッドでもOKです。
リール
リールは小型の両軸リールを使います。必要な道糸を100m以上巻けるものがよいです。
道糸
道糸はPEの1.5号前後を使います。オモリ
オモリは三日月オモリを使います。重さは15~20号です。
水深30mといった深場狙いの場合に、重い20号を使うとよいです。
ハリス
ハリスはフロロカーボンの5~6号を使います。長さは1.5mほどです。
ハリ
ハリはマゴチバリの17~18号を使います。シーズン初期は小型が多いので17号で釣ります。
マゴチ釣りのエサと付け方
マゴチ釣りのエサは生きたサイマキを使います。サイマキとは小型のクルマエビのことです。
マゴチ釣りにおいては、エサ付けが非常に重要です。
付け方が悪いと、アタリが減るなど釣果に大きな影響を及ぼします。
まず、サイマキのツノを折ります。
ハリを口から刺していきます。
ハリ軸に対してまっすぐ刺さなければなりません。
ツノの付け根付近からハリ先を出します。
ハリ先を少し出しておくとよいです。
マゴチの船釣りの釣り方
まず、仕掛けを底まで沈めます。マゴチはベタ底にいます。
そのため、底から1mの範囲内を探ります。
エサが底から50cm上にくるようなイメージで釣るとよいです。
着底すれば、糸ふけを取ります。
竿先を1mほど持ち上げます。
それにより、エサが持ち上げられ、よい誘いがかかります。
持ち上げる高さは、潮の速さによって変わります。
潮が速い場合は80cmほどにします。
エサが潮で流されるので、低めにしないと底から50cm上にはきません。
逆に、潮が緩い場合は1.2m前後にします。
エサはほとんど流されないので、少し高めに持ち上げなければなりません。
エサを底から50cm上に持ち上げたら、そのまま動かさずにアタリを待ちます。
ただし、定期的に底を取り直す必要があります。
30秒~1分に1回の割合で行うとよいです。
底を取り直すことでよい誘いがかかります。
アタリがなければ、仕掛けを回収します。
仕掛けを回収した際にエサの状態も確認します。
エサがぐったりして元気がなければ交換します。
弱っていると、喰いが悪くなります。
マゴチ釣りは合わせるタイミングがもっとも難しいです。
早すぎるとすっぽ抜け、遅すぎるとエサを取られてしまいます。
実際にやってみて、どのタイミングで合わせればよいかをチェックします。
なお、リールのドラグはきつく締めておきます。
合わせのタイミングの目安は、次のとおりです。
アタリがあっても、早合わせは厳禁です。
マゴチの活性が高ければ、アタリがあってから10秒ほど喰い込むことが多いです。
強い引き込みがあればしっかり合わせます。
逆に、活性が低ければ、なかなか喰い込んでくれません。
アタリがあれば、ゆっくり聞き上げます。
引き込んだら、仕掛けを送り込んで喰い込ませます。
少し待ってから、再度ゆっくり聞き上げます。
マゴチがエサを喰い込んでいたら、しっかり合わせます。
ハリ掛かりすれば、道糸を緩めないようにやり取りします。
海面まで浮いてくれば、網ですくいます。
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