戻りガレイをご存じでしょうか?
春に釣れるカレイのことです。
カレイは冬だけでなく、春にも狙えます。
ここでは、戻りガレイのタックルと釣り方のコツについてご紹介します。
目次
戻りガレイとは
戻りガレイという呼び名から、どこかからか戻ってきたカレイというイメージが強いです。しかし、そういう意味ではありません。
カレイの産卵期は12月半ば~2月です。
産後すぐはエサを喰いません。
しかし、春になると、カレイは体力回復のために荒喰いし始めます。
カレイが釣れ出したので、釣り人はカレイが戻ってきたような錯覚に陥ってしまいます。
そのため、この時期のカレイは戻りガレイと言います。
桜が咲く時期ということで花見ガレイとも呼ばれます。
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戻りガレイ釣りのタックル
戻りガレイ釣りのタックルは、次のとおりです。
竿
竿はオモリ負荷30号前後の投げ竿を使います。長さは4mほどです。
リール
リールはスピニングリールを使います。投げ専用がおすすめです。
ドラグ付きのものを選びます。
道糸・力糸
道糸はナイロンの3~5号を使います。3→12号のテーパーラインなどをセットします。
テンビン
テンビンはL型テンビンを使います。遊動式がおすすめです。
オモリは30号前後です。
根掛かりが多いポイントではジェットテンビンがよいです。
幹糸
幹糸はフロロカーボンの6~8号を使います。長さは1mほどです。
エダス
エダスはフロロカーボンの4~5号を使います。長さは10~20cmほどです。
ハリス
ハリスはフロロカーボンの4~5号を使います。長さは40cmほどです。
ハリ
ハリはカレイ針の13~16号を使います。基本は2本バリです。
根掛かりの多いポイントでは1本にします。
戻りガレイ釣りのポイント
戻りガレイ釣りでは、底の地形に変化のあるポイントを狙います。もっともおすすめなのがカケアガリや船道です。
シモリなどの障害物周辺も狙い目です。
潮目も狙っていくとよいです。
初めての釣り場では、オモリだけを付けてキャストします。
水深や底の地形をチェックするとよいです。
オモリがスムーズに引ければ砂地、重く感じればカケアガリ、ゴツゴツすればシモリであると判断できます。
常に遠投すればよいというわけではありません。
近場でも釣れることが多いためです。
そのため、さまざまな距離に投げ分けて探っていくとよいです。
戻りガレイ釣りのエサ
戻りガレイ釣りのエサとしては、アオイソメとホンムシを使います。アオイソメは房掛けにします。
3~4匹付けます。
動きと大きさでアピールします。
ホンムシのみを付ける場合は、頭側を使います。
アオイソメとホンムシをミックス掛けにしてもOKです。
まず、ホンムシ(しっぽ側)をハリに刺して、その後アオイソメを2~3匹房掛けにします。
匂いと動きでアピールできます。
最近入手するのが難しいと言われるコウジもおすすめです。
大型カレイを狙うのに適しています。
マダイなども喰ってきます。
戻りガレイの釣り方のコツ
まず、仕掛けをキャストします。可能であれば、同時に3~4本竿を出します。
方向や距離を変えて、いろいろなポイントに投げ分けます。
仕掛けが着底すれば、糸ふけを取って置き竿にしておきます。
この時ドラグを緩めておきます。
後は、アタリを待ちます。
カケアガリなど特定のポイントを狙いたい場合は、仕掛けを引いていきます。
狙うポイントまでくれば、その場で止めてアタリを待つとよいです。
しばらく待ってもアタリがなければ、竿を煽ります。
仕掛けを引いてポイントを変えてもOKです。
仕掛けを回収してキャストし直すのも効果的です。
アタリは、穂先に出ることが多いです。
穂先を揺らしたり、糸がフケます。
アタリがあっても、すぐに合わせてはいけません。
早合わせは厳禁です。
最低でも30秒ほどは待ちます。
いきなりは合わせず、まずは聞いてみます。
重みを感じれば大きく合わせます。
ハリが掛かれば、道糸のテンションをかけた状態でリールを巻いてきます。
先ほどヒットしたポイントを再度狙います。
うまくいけば連続ヒットします。
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