今やアオリイカ釣りと言えば、エギングと言っても過言ではありません。
しかし、エサ釣りの人気も根強いです。
中でも、ヤエン釣りはスリルがあって面白いです。
ここでは、ヤエン釣りのタックルと釣り方のコツについてご紹介します。
目次
ヤエン釣りとは
ヤエン釣りとは、アオリイカをエサに抱きつかせ、ヤエンと呼ばれる掛け針で引っ掛けて釣りあげる釣法のことです。ヤエンはアオリイカがエサに抱きついてから投入します。
ヤエンをうまくエサのところまで沈め、タイミングを計って合わせないと掛かりません。
取り込むまでのスリリングさが堪りません。
しかも、エサを使った方が大型を釣りやすいです。
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ヤエン釣りの時期のおすすめ
アオリイカ釣りは春と秋がおすすめの時期です。春は4~7月頃が狙い目です。
大型がよく釣れます。
5~6月頃がベストです。
秋は9~12月頃が狙い目です。
数をたくさん釣りたいのなら、この時期です。
9~10月頃がベストです。
ヤエン釣りは春の大型狙いにぴったりです。
夜釣りだけでなく、日中にも釣ることができます。
ヤエン釣りのタックル
ヤエン釣りのタックルは、次のとおりです。
竿
竿は1.5~2号の磯竿を使います。長さは5.3m前後です。
リール
リールは小~中型のスピニングリールを使います。サイズは2000~3000番が釣りやすいです。
ドラグ性能のよいものがおすすめです。
道糸
道糸はナイロンの1.5~2号を使います。ハリ
ハリは2号のチヌバリを使います。ヤエン
ヤエンは各釣り具メーカーからいろいろ販売されています。エサのサイズに合ったものを揃えておきます。
大きすぎても、小さすぎてもうまく掛かりません。
ヤエン釣りのポイント
ヤエン釣りは堤防や磯で行われることが多いです。初心者は足場のよい堤防がおすすめです。
藻場やシモリ、捨て石帯の切れ目周辺は好ポイントです。
底に変化のあるポイントを探すとよいです。
アオリイカは小魚を捕食するので、小魚が集まりやすいポイントも狙い目です。
堤防なら、墨跡のチェックを行います。
墨跡がたくさんある場所はよく釣れている証拠です。
ヤエン釣りのエサ
ヤエン釣りのエサは生きたアジを使います。現地で調達するのがおすすめです。
サビキ釣りなどで狙うとよいです。
もちろん、釣具店などで購入してもOKです。
イワシやコッパグレなどでも釣れます。
アジのゼイゴにハリを掛けます。
ハリが抜けにくいです。
ここに掛けると、アジは自由に泳げます。
ヤエン釣りの釣り方
まず、狙ったポイントへ仕掛けを投入します。エサが思っている方へ行かない場合は、向かわせたい方と逆の方にテンションをかけるとよいです。
あとは、ドラグを緩めてそのままアタリを待ちます。
アオリイカがエサに抱きつくと走り出します。
ドラグを緩めているため、道糸が出ていきます。
道糸が出ていくのが止まっても、すぐにはリールを巻き始めません。
しばらく待ちます。
この時、アオリイカはエサに喰いついています。
アオリイカがエサを食べるのに夢中になっている時に、ゆっくり一定の速さで巻き出します。
いつでもヤエンを投入できるように、近くに準備しておきます。
道糸と水面の角度が45度くらいになれば、ヤエンを道糸にセットします。
竿を立て気味にして、ヤエンを落とし込んでいきます。
道糸を張ったり緩めたりすると、ヤエンが沈みやすくなります。
ヤエンがアオリイカのいるところに達したと思えば、リールをゆっくり巻きます。
ドラグは少し締めます。
強い引き込みがあれば、アオリイカが掛かっています。
強い引き込みがなければ、大きく合わせます。
そうしないと、このままでは掛かりが弱くてバレやすいためです。
重みが伝わってくれば、アオリイカが掛かっています。
掛かれば、身切れに注意しながらゆっくり寄せてきます。
最後は網ですくうとよいです。
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