船からのアオリイカ釣りと言えばティップランが有名です。
今もっとも注目を集めている釣法の1つです。
通常のエギングほど難しいテクニックは必要ありません。
初心者にも挑戦しやすい釣りとなっています。
ここでは、ティップランのタックルと釣り方についてご紹介します。
目次
ティップランとは
ティップランとは、船を流しながらティップに出るわずかなアタリを取って掛けていく釣法のことです。船は潮や風にまかせて流します。
ティップとはロッドの穂先のことです。
通常のエギングは、キャストして誘いながら巻いてきます。
しかし、ティップランは基本的には真下に沈めて、狙ったタナで誘いをかけて釣ります。
通常のエギングよりも簡単です。
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ティップランの時期
ティップランは、5~2月頃に行うことができます。おすすめは9~11月頃です。
この時期はアオリイカの活性が高く、エギに好反応を示します。
初心者が挑戦するのにぴったりです。
ティップランのタックル
ティップランのタックルについてご紹介します。タックルは次のとおりです。

ロッド
ロッドはティップラン専用ロッドを使います。穂先の感度が高いものでないといけません。
長さは6~7フィートが使いやすいです。
リール
リールはスピニングリールがよく使われます。サイズは、ダイワなら2500番、シマノなら3000番がおすすめです。
ライン
ラインはPEの0.6号を使います。8本編みのPEを使うと、水抵抗が少なく釣りやすいです。
200m巻いておきます。
リーダー
リーダーはフロロカーボンの2.5号前後を使います。長さは2~3mです。
エギ
エギはティップラン専用のエギを使います。専用エギは、アクションやスイム姿勢がティップランに適するように設計されています。
ただし、おかっぱりで使うエギも使えます。
軽すぎるので、シンカーを付ける必要があります。
サイズは3~3.5号を中心に使います。
アオリイカのサイズに合わせます。
ティップランのアクション
ティップランのアクションは非常にシンプルです。基本的には、次の3つの動作を繰り返すだけです。
- 着底
- シャクリ
- ステイ
着底
まず、エギを底まで沈めていきます。糸フケを出しながらエギを沈めると、着底がわかりやすいです。
ラインが弛んで沈まなくなれば、エギが着底したというサインです。
これを見逃さないようにしなければなりません。
潮の流れが速い場合などは着底がわかりにくいです。
その際は、着底がわかる重いエギを使います。
着底がわからないと釣りになりません。
シャクリ
エギが着底すれば誘い始めます。ティップランでは巻きシャクリが基本です。
リールを巻きながら、ロッドを上下に動かします。
この時、エギの動きにメリハリを付けることが重要です。
メリハリを付けないと、エギを上に引いているだけの状態になります。
連続で5~6回巻きシャクリします。
ステイ
巻きシャクリを行えば、必ずステイさせます。この釣りでもっとも重要なのはステイです。
いくら誘いをかけても、エギがピタッと止まって安定していないと、アオリイカは抱き付いてくれません。
エギが動いてしまうとダメです。
ステイの時間は5~10秒です。
アタリがなければ、再度着底させます。
ここまでの流れを繰り返します。
MEMO
ロッドとラインの角度が45度くらいになれば、エギを回収して落とし直します。ティップランのアタリと合わせ
ティップランのアタリは繊細です。穂先を押さえ込むアタリや穂先を跳ね上げるアタリが多いです。
どのようなアタリでも即合わせします。
怪しいと感じればすべて合わせていきます。
合わせても掛からなかった場合は、その場でステイさせます。
エギを沈めてシャクリ直してもOKです。
アタリがない場合は、シャクリの回数を変えたり、異なるタナを狙うと効果的です。
エギの種類やカラーなどを変えるのもおすすめです。
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